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参加者の皆さんから集めた珠玉のアルバイト体験談まとめ

ユニクロのような大企業でもバイトから正社員として店長代行にはなれる!

ユニクロサクセスストーリー:バイトから店長代行への道

ユニクロでアルバイトから正社員の店長代行にまでなった体験談

私がユニクロのオープニングスタッフとして応募を決めたのは、37歳の時でした。

ユニクロと言えば、若い子のイメージが強かったので、正直言うと、採用される自信など全くなかったのです。

しかし、接客業が好きで、あの成長産業であるユニクロのオープニングスタッフの募集はとても魅力的なものでした。ダメ元で応募してみようと思ったのです。

大型店オープニングスタッフとして

大型店とあって、採用人数はオープニング当時で250人と言われていました。

会社のDVDなどを見せられた後、面接となり志望動機ややってみたい仕事などを聞かれました。

私は、何よりも接客業が好きだったことから、レジや試着室でのお客様対応に興味があると告げ、お客様に笑顔で「ありがとう」を言ってもらうことが目標だと話しました。

それまでの経歴として、スーパーなどでのレジ業務が楽しかったと話したことも覚えています。

その時に面接をしてくれた男性はとても丁寧に話を聞いてくれて、「あなたのような方とぜひ一緒に仕事をしたいと思います。」と言ってくださいましたが、何しろ250人もの人数です。応募はもちろんそれ以上来ていましたので、正直に聞いてみました。

「やはり若い人が採用されることが多いのでしょうね。」と。

すると、その方は笑って、「いえ、そんなことはないですよ。ユニクロのお客様の年齢層をご存知ですか?その年齢層のスタッフも当然必要なんです。」と仰ってくれました。

採用と研修について全解説

それから3日以内に採用、不採用の連絡が来るとのことでしたが、その次の日、電話を頂きました。

「ぜひ、一緒に仕事をしたいと思いますので、よろしくお願い致します。」と。

それはもう、天にも昇る気持ちでした。

次の日から早速、オープニング研修が始まることになりました。

まずは、ユニクロという会社について知ることからです。

ユニクロができた経歴から沿革、やっている事業から国内、海外の店舗数など、知れば知るほどユニクロの存在の大きさを感じるのでした。

一日の研修が終わると、その日のまとめとして、簡単なテストをします。研修内容を理解できているかどうかの確認です。それをすることで、一日を振り返り、身が引き締まる思いでした。

ユニクロが重視するクリンリネスとは?

次の日からは、実際に店舗で必要な業務に取りかかります。

一番初めに教えてもらうのは、清掃でした。

ユニクロはクリンリネスをとても大切にしていて、クリンリネスがきちんとできていなければ何度でもやり直しとなります。

クリンリネスの手順も決まっており、その順番通りに行うことができなければ時間も変わってきますので、しっかりと覚えなければなりません。

ユニクロの店舗をご存知の方でしたらおわかりになるでしょうけれど、天井がとても高いので、一番上は高い脚立を使ってのクリンリネスとなり緊張感が走ります。

商品整理はTシャツ1枚数秒でたたむ?!

クリンリネスがある程度、きちんとできるようになれば、次に教えてもらうのは洋服のたたみかたです。

もちろんユニクロ独自のたたみかたがあり、縦横きっちりと同じ大きさにたたむことが大切です。

ユニクロではすべての業務が分刻みで行われており、一つの業務にかかる時間が決められています。たとえば、Tシャツ一枚をたたむのに数秒というようにです。この速さは、昇進試験の時にも評価対象となるので、スタッフはみんな必死に早くたたむコツを身につけるのです。

通常の営業中の店舗では、お客様が広げてみたりした洋服をせっせとたたむスタッフを見かけることがありますが、オープニング前の店舗では、ひたすらビニール袋から出した新商品をきれいにたたみなおし、陳列棚に並べていきます。

しかし、ユニクロの作業で感心したことは、同じ作業をずっと継続していると飽きてくるし、集中力が途絶えてくるため、様々な業務を順番に組み入れていくことです。

商品整理の作業を一通り覚えたところで、いくつかのグループに分けられて、レジ業務、フィッティングルーム、補正(ミシン)などの作業を教えてもらいます。

すべての業務にはマニュアルがあり、そのマニュアルに沿って業務を進めます。

正確な時間が計られるレジ業務

レジ業務では「いらっしゃいませ!」から始まり、すべての文言も決められており、一字一句間違えないように言えるまで繰り返し練習します。

商品のスキャンの仕方、お会計のやり取り、商品のたたみかたから袋詰めまでを何度も繰り返し練習し、スムーズにできるようになるまでお客様役とスタッフ役と分かれて徹底的に身につけます。

実は、このレジ業務にも時間が決まっており、一人当たりのお客様に大体45秒というように決められているのです。もちろん、お買い上げ点数やお買い上げ商品によって、多少の誤差はありますが、目安を定めることで、目標を立てます。

オープニング数日前には、このレジ業務も社員の方たちが数人、ストップウォッチを片手に、私たちレジの時間を測っていました。

フィッティングルームでパンツのすそ直しを行う

フィッティングルームは、お客様が商品を持って入ってきて、ご試着されるところなので、入ってきたお客様の接客から始まり、パンツのすそ直しなどを承ります。

パンツをはいたままの状態で、お客様の足の長さに合わせて、ピンを打ち、補正をするので、この長さを決めるのはとても重要な役割なのです。

ピン打ちの位置を間違えてしまうと、お客様が思っていたよりも短く出来上がってしまったり、逆に引きずるくらいに長くなってしまい、再補正が必要となったりします。

いかにお客様のご希望通りの長さに仕上げることができるかは、このフィッティングルーム担当者の腕にかかっているのです。

補正で使うミシンはスタッフの必須スキル!

そのピン打ちをしたパンツを工業用ミシンを使ってすそ直しをするのが補正の仕事です。ユニクロの補正の仕事は、スタッフであれば誰でもできなければならないので、将来的にはすべてのスタッフがミシンに触ることになります。

この補正の技術も昇級試験の大きな課題となっているので、スタッフは必死に練習します。

補正の仕事というと、以前に経験があった人が多いと思うかもしれませんが、ユニクロに関して言えば、ほとんどのスタッフが未経験者です。みんな、針に糸を通すところから教えてもらいます。

そして、ジーンズ一本につき、約5分ですそ直しできるだけの技術を身につけることになるのです。

レジ、フィッティングルーム、補正と売り場の商品整理と、大きく分けると店舗の業務はこのうちのどれかになりますね。

もちろん、バックヤードで商品管理をしているスタッフや、全体のスタッフの動きを見て指示を出す店長や代行者はいますが、ほとんどのスタッフがこのどれかに属します。

苦手な業務があっても大丈夫!適正に合わせて得意業務に配置される

基本的にユニクロのスタッフはすべての業務をできるようにならなければなりませんが、その中でも適正に合わせて、得意な業務へ配置されるようになります。

私の場合は以前にスーパーなどでもレジの教育係をしていたこともあり、レジ業務が主となりました。

ユニクロのレジは基本は一人体制で、かごの中の商品をスキャンし、会計をしてから商品をたたんで袋詰めまでします。

ユニクロでは大量にお買い上げを頂くことが多いので、同じ商品をスキャンしてしまったり、逆にスキャン漏れなどがないように細心の注意が必要です。

お会計は現金のほか、クレジットカード決済や商品券なども使用できるので、その手順やお客様控えのお渡し忘れなども発生することがあり、会計には気を使います。

オープニング当初

私たちの店舗では、オープニングの際には長蛇の列ができ、あまりのお客様の多さに入場制限がかかるほどでしたので、レジは15台がずっと稼働状態で、二人体制で行っていました。オープニング初日は8000万という驚異的な売り上げを達成したことを覚えています。

オープニングはかなりのお客様数が見込まれるので、本部や他のお店から応援者が大勢来てくれました。

売り場の中もごった返しで、商品整理も追いつかない状態です。

また、フィッティングルームは常に満室で、交代制でまわしていくのですが、そこで試着したパンツのすそ直しを受ける場合は、フィッティングルーム担当者がお買い上げパンツにお直し希望の伝票を張り付けて置き、レジ担当者が、インカムを通じて、補正担当者に出来上がり時間を確認し、お客様に伝えます。

通常はパンツ一本につき5分で仕上げるのですが、本数が増えてくると、1時間待ちになったりすることもあります。

お客様も大抵の方は事情を納得してくださり、翌日仕上げでもいいよ、と言ってくださる方も多かったですね。

オープンから数か月

忙しかったオープン時期が落ち着いて、やっと津城の店舗状況に戻ることができました。

お客様も安定した状況でお買い物に来て頂き、スタッフも様々な作業に慣れてきて、とても良い状態でした。

この頃からスタッフには目指す目標が見えてきます。

どの作業のスペシャリストになりたいかを考え始めるのです。

補正が得意なスタッフは補正リーダーを目指したり、レジが得意なスタッフはレジリーダーを目指すのです。

ユニクロでは3か月に一度、、店長と目標のすり合わせをする業務評価があります。その時に現在できていることや、これから目指すことを話し合い、それに対して昇給があったり、スタッフのグレードの昇進があったりします。

スタッフの昇進は、パートナー1から始まって、パートナー2、3と進んでいき、パートナー3まで行くと、次のグレード「アドバンスパートナー(AP)」というグレードへと変わります。アドバンスパートナーになるためには、各ブロックごとで定期的に行われる試験を受ける必要があります。

この試験はユニクロという会社の沿革から考え方、現在行っている会社の事業内容などの詳しい情報や、ひとつひとつの業務のマニュアルを細かく理解できているかどうかを確認する試験で、この試験を受けるためにみんな受験勉強を必死にするほど、大切な試験なのです。

また、このアドバンスパートナーの次には「シニアパートナー(SP)」というグレードがあります。ここでも試験が必要となりますが、シニアパートナーののちは店長試験を受けたりという形になります。

CSリーダーとして

私は、何しろ接客業が好きだったことから、レジやフィッティングルームの業務がとても好きだったのですが、お客様からお礼の手紙が本社に届いたことで、「CS報奨」というものを受けることになりました。

お年寄りのお客様が私の接客に感動して、本社にお手紙を頂いたのですが、そのことで本社で行われる「CS報奨」に呼ばれ、表彰を受けることになりました。このことが私の原点となり、私はCS(顧客満足)という会社の考え方に強く関心を持ち、店舗のCSリーダーの仕事をすることになりました。

CSリーダーは店舗内でスタッフにCSの指導をし、気持ちよくお客様にお買い物を楽しんで頂くためのノウハウを広めていく仕事をします。

そのためには、まず自分が模範となる接客を心掛け、スタッフにもその接客を指導するのですが、なかなかうまくいかないこともありました。

私がCSリーダーとなったのはパートナー2の時でしたから、私が言うことを聞いてくれないスタッフも中にはいました。

グレードが私よりも上の人には言いたいことがあっても、なかなか言えないのが現状です。

しかし、そんな時、その時の店長がとても力になってくれていて、「CSリーダーの話をちゃんと聞くように。」とみんなに諭してくれたのです。

また、店長の補佐となる金銭管理という業務があるのですが、これは、金庫のカギを持ち、お客様の返品処理や返金処理、朝のレジ立ち上げや夜のレジ締めなどに責任を持つ仕事です。

通常はシニアパートナー以上がその業務を受け持つのですが、私は店長の指示を受け、パートナー2の時にこの金銭管理をすることになりました。

これにも、やはり同期の人たちの反発もあり、結構私への風当たりはきつかったのですが、私は店長を尊敬していたので、一生懸命に自分の業務にあたっていました。

その結果、徐々にみんなも私のことを認めてくれるようになり、CSでも店舗のみんなを巻き込むことができるようになり、全国でも有名な店舗となることができました。

職場の異動時もグレードは継続してくれる!

そんな中、個人的な理由で引っ越ししなければならなくなった私でしたが、ありがたいことに新しい店舗でも同じグレードのまま異動することができました。

通常であれば、個人的な理由での異動の場合は、グレードは落ちるのが当然なのですが、その時のアドバンスパートナー1のまま異動することができました。

これは、その時の店長の配慮からで、とてもありがたかったです。

新しい店舗でも、CSの仕事に従事することと、金銭管理の仕事、また、店長代行の仕事をすることになりました。

店長代行の仕事とは、朝代行、夜代行があり、朝代行は朝7時くらいから夕方4時くらいまで、夜代行は夕方3時くらいから夜11時くらいまでの仕事ですが、それぞれのスタッフの作業指示、指導、店舗運営管理、金銭管理などを請け負います。

店長代行とはいっても、レジもしますし、補正もします。

一日の作業の流れの中で、ここは弱いなと思われたところにフォローに入ります。

全体を見渡せる力が店長代行には必要とされるのです。

店長代行の仕事

店長代行の仕事としては、その日のスケジュールを確認し、その業務にあたるスタッフを確認します。

毎日の業務スケジュールは時間ごとに業務にあたるスタッフの名前が書かれていて、そのスケジュールもデイリー(日)、ウイークリー(週)マンスリー(月)ごとに店長代行者が作成します。それをその日ごとにもう一度確認し、不備があれば修正、一日の業務に支障がないように調整するのです。

また、ユニクロでは毎日入荷する商品を補充する仕事があります。これも日々、レジ業務をしながら、フィッティングルームを担当しながら、できる範囲で品出しをしなければなりません。

それらの業務が滞りなく進んでいるかどうかの進捗も取りながら、店舗運営をしなければなりません。

お客様との間で何かトラブルが起こった場合にはもちろん、その場に向かいますし、何かの手違いがあった場合には、他店に商品を取りに行くこともあります。

CSの仕事でブロック単位の代表へ

店舗で、シニアパートナーの試験にも合格した私は、点長代行の仕事をしながら、やはりCSの仕事を率先してやっていました。

そのうちに、全国から20名だけ選ばれるCSリーダートレーナー候補に選ばれることになりました。

これは、各店舗のCSリーダーに、さらなるCSスキルを向上するような講演を行ったり、各店舗やブロックでの指導を行うトレーナーとしての仕事をする候補でした。

5000人ほどの間客の前で行う講演の進め方を教えてもらったり、講演のポイントとなるノウハウを教えてもらったりと、とても身になる内容と言えます。

自分の店舗だけの仕事でも忙しかったのですが、東京の本社に行ったり、他の店舗を回ったりする仕事はそれはそれでやりがいもあり、本当に自分が大きくなれる仕事であったことは間違いありません。

店長を目指すよりも私にとっては大きな意味を持っていたと思います。

ユニクロの素晴らしいところ

このように、ユニクロには実際に見えない業務がたくさんあります。

MDといって、店舗内のマネキンに様々な着せ付けをする担当者や、レイアウトを考える業務など、店舗を支える立場のスタッフがたくさんいるのです。

そのスタッフによって、店舗は支えられています。

ユニクロの素晴らしいところは、すべてマニュアルによって店舗運営が間違いなく正しく行われているところだと思います。

そして、そのユニクロの考え方に賛同できるスタッフがみんな上を目指して、目標を持って成長していけるところではないでしょうか?

ユニクロはそのような努力をしているスタッフを決して裏切りません。

頑張れば頑張っただけの成果が必ず得られる職場です。

だからこそ、ユニクロで3年間バイトをしただけのスタッフでも大きな成長があり、就活でもユニクロ経験者は高く評価されるのでしょう。

これからユニクロで仕事をする方たちへ

ユニクロの仕事は厳しいと言われています。これは確かにそうかもしれません。

まずは、ユニクロでは時間にとても厳しいです。

遅刻をするような場合には前もって必ず連絡をすることや、作業中に言われた時間に間に合わないような場合には、必ず報告することが大切です。

しかし、ユニクロは決して厳しいだけではなく、できなかった原因を店長はじめみんなで考えてくれるというような体質があります。必ずみんなでできるように引き上げてくれるのです。

真面目に一生懸命やっている人には、誰にでも昇給、昇進のチャンスがあり、これをみんなで応援するのです。
私は、このようなユニクロの考え方や育て方がとても素晴らしいと思っています。

私の場合はCSでしたが、何か一つでもユニクロの中でこれをやってみたいと思える仕事があったら、ぜひチャレンジしてみるべきでしょう。
その結果は確実についてきますし、思っている以上に良い結果を招くと思います。

今、いろいろな職業がある中で、自分の信念を持って上を目指せる仕事は少ないように思います。

これからユニクロで仕事をしようと思う人にはぜひ頑張って欲しいと思いますね。

ユニクロを傷害の仕事として選ぶ人の何かの参考になれば幸いです。


【ライタープロフィール】

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アルバイトブログライター:emilolla

ライティング歴16年のベテラン。ブログや体験記などの多くの経験を備える。美容や保険、ネット、法律など幅広い知見からアルバイトの仕事内容について切り込んでいく。

ユニクロではアルバイトから正社員、店長代行までなった他、テニススクールでも受付のアルバイトから正社員のコーチに。テニスショップでは自ら経営者としてお店を運営していました。